ケーク オ フリュイ
今、ロシアがウクライナを侵攻しています。ほんの数日前まで普通に生活していた人々が命の危機にさらされ、逃げ惑う様子を目の当たりにし、やるせない気持ちになります。コロナ禍で弱っている気持ちに拍車をかけるように、戦争という重い二文字。どうして人は争うのでしょうか。なぜマウントを取りたがるのでしょうか。個人なら苦手な人とは付き合わなければよいと割り切れますが、国同士となるとそうはいかないのですか？難しい問題なんだと思いますが、早く人々が安全な場所にたどり着けるよう、祈ることしかできません。
こんな世界情勢に胸を痛めながらも、私の生活は粛々と続きます。今日はパウンドケーキ（フルーツケーキ）について書いてみようと思います。先日銀座和光のフルーツケーキ（正式にはケーク オ フリュイ）を手に入れました。私の叔母が愛してやまない一番美味しいフルーツケーキなんだとか。一度も食したことがなかったので、そんなにお勧めならと小さな箱の方を買ってみることに。実のところフルーツケーキはあまり好きではないので、大きい箱を買って食べきる自信がなかったというのもあります。子供の頃、母はよく手作りの菓子を作って食べさせてくれましたが、フルーツケーキもそのラインナップに入っていました。あのわざとらしい赤や緑色のドレンチェリーやレーズンがとても苦手で、このおやつが出てくると「あ、またこれか・・・」とテンション下がりまくっていたのを思い出します。私の弟もあまり好きじゃなかったようなので、子供向けの菓子ではないのかもしれません。
でも銀座和光のケークオフリュイは見た目がつやつやでとっても美味しそうに見えました。大粒のプラムにアプリコット、クルミが乗って王道の風格です。そして苦手だった赤や緑のドレンチェリーももれなく付いています。フルーツケーキも昔ほど苦手ではなくなっているので、少しだけワクワクしながらカットして美味しい紅茶と一緒に食してみましたが、なんと想像よりも全然美味しいではないですか！！見た目が良くても美味しくない菓子はありますが、これは見た目も良くてそんなにフルーツケーキが好きってほどではない私でも「あり！」と思えるお品でした。大人になって舌も多少肥えたのかもしれませんが、多分銀座和光のケークオフリュイだから美味しいと思えたのかも？
また叔母に送ってあげようと思います。
