読書の記憶
活字離れが進んでいるとずいぶん前から言われていますが、私はまあまあ本を読む方だと思います。子供の頃に母や祖父が買ってくれた児童書などは楽しく読んでいた記憶があるのですが、小学校高学年から高校生の頃は完全に本を敵視していた時期だったかも。
仕事をするようになって1人で本屋をプラプラするのが好きで、その時に流行っていた村上春樹氏の「ノルウェーの森」を買ったことをとてもよく覚えています。タイトルも素敵だし流行っているのだから面白いんだろうと、ワクワクしながら読み始めたのですが、その時は全くどこが面白いんだろう？と途中で投げ出しでしまいました。
数年経って今度は「ダンス・ダンス・ダンス」が発売されてリベンジ？だったかは定かではないけれど、また読んでみたいと再び村上春樹の本を手に取ってみました。結果、ハマってしまった^^ 面白くて仕方なくて、初期三部作と言われる3冊を貪るように読み始め、その後も大体の小説は読んだと思います。その頃は他の作家の本も色々読んだ気もするけれどあまり良く覚えていない。
結婚して子供が産まれてからは本どころではなかったけど、幼稚園に行く頃から自分の時間もできて本を楽しめるように。演劇が好きだったこともあり、シェークスピアや瀬戸内寂聴さんの源氏物語も読んでいました。
次に読書漬けになったのは子供たちの中学受験を意識し始めた頃、子供に読ませたいと国語のテストに出そうな？作家の小説を買い込んでいたので、私も一緒に読んでました。特に重松清氏の本は小学生にももちろん良いけれど大人が読んでも響く内容の物が多く、子供と小説の話題で盛り上がれたのは良い思い出です。
その後も直木賞や本屋大賞の小説などその時に話題の小説は読んできましたが、だんだん老眼が進むと本を手に取るのが億劫に・・・最近は本と言っても写真集や手芸本を眺めることが多くなってしまったけど、それでも本屋さんは大好きなので目に付いた面白そうなものは時々買って読んだりしています。
数日前に読み終わったのが三浦しをん氏の「愛なき世界」。途中ダレて上下巻で1か月半くらいかかってしまったけど一応読了。だいたい数冊を積読と言いましょうか、何冊か並行して読むことが多いのですが、新しく4冊仕入れてきたのでこれから読むのが楽しみです。
